小獅子の尾

芸術大学の通信教育部に通う20代女子の雑記

【通信制大学】入学して良かったか?ー現役通教生のリアルな話

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卒業を前にして、正直な所を語ってみようと思います。
なんかね、正直、通信制の芸大は思ってたより組織が腐ってたよね。

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なぜ通信制大学に入学したのか?

通信制大学に入学したのは、神楽を復興させる為です。

元々私は、本職巫女➡️普通に働きながら神楽の奉仕➡️神社の人にしつこく本職として働くように勧められ、断り切れずに再び本職巫女になるという、特殊な経歴を歩んでいました。

そんな中で、二回目の本職の巫女として働いてた頃、某神社の由緒と神楽がガンガン改変されていて、地元の神話を書き換える勢いで宮司が増長している事を知りました。

元々のお神楽の先生(大正生まれで、戦後に神楽を絶やしてしまった事をずっと悔やまれていた)が、古い神楽を絶やしてはならないというので、ずっと研究されていた事もあり、記録を残そうと思って神社と神楽の事を調べ始めました。

大学入学前から、原型に近い神楽のビデオを発見したり、色々とあったのですが・・・私が事実を調べ切った所で、それを発表する場も無ければ、信用する人も少なかろうという所に辿り着きます。

更に言えば、当時は何年も神楽に携わり、本を読んだり、先生から教わった事で神楽に関する知識はありましたが、伝統芸能の知識は無いに等しかった。

芸能という大きな流れの中で、神楽を捉えなければならないし、記録を残すのであれば、学術的な根拠と信頼が無ければならないと痛感して、大学への入学を決めたのでした。
26歳だったか、その辺りの頃ですね。懐かしい。
ちなみに、通信教育は定年後に入学する方も多いので、年齢は気にする必要無いですよ。

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通信制大学のメリットは?

大学に入学して、伝統芸能の知識も身に付け、何なら中国や韓国、インド辺りの芸能の知識まで学び、まぁ勉強にはなりましたね。

プライベートでも韓国の舞踊を見に行ったり、韓国の舞踊学の本を買って読んだり、間違ってハングルの学術論文を買って読めなかった事もありました・・・

韓国や中国の論文を読むなかで、海外では舞踊学の論文を書く際は、対象となる舞踊の舞譜を採譜する事が多い事も知り、日本の伝統舞踊の研究が未だに学問として遅れを取っている事を実感したりしました。

まぁ、日本にも舞譜はあるっちゃあるんですけどね。
西洋の様式を無理に当て嵌めているか、古代の舞譜か、みたいな感じで、形式が全然違いますけど・・・

休みの日に大学図書館に通いつめて、神楽やお祭り関連のビデオ(文字通り、今は懐かしいVHS)を制覇した事もありました。
昭和の時代には普通に販売されていた物ですが、今は絶版でなかなか手に入らない映像資料なので、大学に入学したメリットというのは確かにありました。

メリットは確かにあったんだよ・・・

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通信制大学のデメリットは?

その一方で、デメリットも大きかったですよね。
うちの大学は近年訴訟続きで、散々訴えられていて、まぁ全てうちの大学が悪いんですけど。

組織が腐ってたよね。
教員は主にコネクションで決まると。
ほとんど全員、出身大学が同じ。具体的に言えば、京大だと。

教員自身が、学閥は何よりも大切だとか恥ずかしげもなく講義の最中に語り出す。
京都大学の卒業生ってのは、自意識過剰なんじゃないかと思いますけど、どうなんですかね?
ウンザリしますよね。

もっと言えば、学内のルールが確立されていない。
通信のルールは更に曖昧で、理解している人が学内に存在していない。

だから、教員に言われた事でも簡単に覆るんですね。
体調不良の早退の場合、単位は取れるって言われたのに取れないとか、そんな事は良くある事です。
そういうので留年する学生が毎年存在している。

ビックリしますよね?
でもね、大学の関係者ってのは、社会に出て働いたことの無い人達の寄せ集めなんです。

社会常識が無いんですよ。
教員はそう言ったかも知れないですが、決まりですから留年するのは当然です。
自己責任ですから、当たり前ですよ。

それで数十万儲かるんだから良い商売ですよね。

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卒論の妨害と援助

卒論も妨害されています。
正直ね、あなたの論文には価値がないとか、私の知り合いの山伏が関西の神楽は全部同じだって言ってたから、そんな神楽(わたしの研究テーマ)は存在しないとか、主観で否定されるばかりで、根拠がスルッと抜けている。

これが指導と呼べるのか?
甚だ疑問ですね。
毎回テーマを変更しろって言われるし・・・
あなたの言う通りにテーマを変更したばかりなんですけど、みたいな。

フィールドワークはするなって言ってた癖に、二回目のゼミではフィールドワークは当たり前とか言い出すし、あまりにも横暴なので大学側に訴えて担当教員を変えて貰いましたけど、改善の期待はしてないです。

大学自体が腐ってるから。
そもそも、私の大学への不信感は学長から始まっているのですが・・・

元京大総長・地震学者の学長は、私は地震を予測していましたから、東日本大震災が起きた時は嬉しかったですねぇ、って仰いました。講義の中で。

本当に、頭が腐っているのでしょうか、通信教育部という、全国各位から学生が集まる場で良くもぬけぬけとそんな事が言えた物だと思います。

大学の事は一切信用していません。
しかし、最近ちょっとした質問(学会に関する事)があって、某学会に問い合わせたのですが、そこで学会の理事の先生とお話をする機会を頂きました。

学会の事務(多分)の方から、私の研究を応援するとまで言って頂いて、今後どうなるかは知りませんが、荒んだ心に希望の光が宿りました。
腐った大学組織に足を引っ張られながらも、蓮華の様に泥水に根を下ろし、良い論文を書きたいと意気込んでいます。

まぁ、結局は実力次第なので、意気込んだ所で良い物が書けるかどうかは知りませんけど。
結論として、大学は腐っていると思いますけど、研究がしたい人は入学すると躍進できるかも知れないと思います。

今日はそんな所で。
芸術は心根が腐ってる人が多いので、オススメはしませんよって話でした。

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