通信制大学生が卒業前に思うこと、将来の夢
何のために大学に行くのか
私が大学に入学したのは、某神社の由緒の改竄を明らかにして、神楽を復興させるため・・・だったのですが。
最近、卒論を執筆する段階で、その神社の改竄される前の由緒に巫術の影響があるかも知れない事が解り、古い方の由緒を公開する足掛かりを得つつあります。
発表する雑誌も、自分の中でずっと決めていて、これからどうなるかは解りませんが・・・
舞型の研究も地道に進んでいます。
舞型の研究は大学院の修論にする予定なので、まだまだ先の話ですが。
巫女を退職してから、ここまで来るのに六年。
大学院進学を経て、これからどうなるんでしょうね。
大正生まれの、昔のお神楽の先生の遺志を勝手に継いでいる気になっているだけで、学者になりたい訳でもないです。
芸能でお金を稼ぐ気持ちも殆どありません。
将来の夢も特になく、やりたい事はあるけど、将来どうなっているのかは良く解りません。
普通にはなれないと思う
私はアルバイトの巫女から、修験道系の神社の本職になり、退職して普通の会社で働きながら陰陽道・道教系の神社の舞姫になり、そこの神社の人の強い勧め(断ってるのに一年半、会う度に本職になれと言うので口説かれ、結局断れなくなった・・・)で別の神社の本職になり・・・
激動の半生でした。
これだけ色々あって、それでも未だにお神楽を続けさせて貰っていると言う、そういう特殊な経歴がある。
普通じゃないって良く言われる。
多分、これからも普通の立場にはなれないと思う。
普通に就職して、普通に結婚して・・・そう言うのは土台無理な話だと思いますね。
そもそも、三十代の女が大学院に進学する時点で、今の日本では普通じゃないわな、とも思う。
海外ではキャリアアップを兼ねて三十代前後で進学するのは、そんなに特殊な事じゃないけどね・・・
これからどうなるのかなぁ~と思って考えても、将来の事は良く解りません。
何になりたいとかも特にありません。
神事芸能そのものになりたいです。
結婚の事
日本でも、中国でも、韓国でもそうですけど・・・東アジアの良くない所で、ある程度の年齢になったら周囲から結婚して子育てをする事を求められたりします。
私も子供の頃は20代になったら結婚するのかなって思ってましたけど、今は全然そんな状況じゃないですね。
結婚願望も、ビックリするくらい無いです。
まぁ、中学生位から生涯独身でいようと思っていたので、元々結婚願望なんか無いんですけど。
他人が側にいると疲れるし、私としては、幼少期の特殊な生い立ちを察して、個人的な事には触れないでいて欲しいのですが、恋愛の話をしたい人も割りと多いですね。
共通の楽しい話題、みたいな感じなのは解る。
でも、彼氏はいないって言ってるのにまたまた~隠さなくて良いから~みたいに言われて詮索されると本当に困る。
そもそも、日本人の同年代の男性で私を理解できる人は居ないとも思う。
30代で大学院進学の時点で大半の人は理解できないですよ、日本人は全体主義的だし特に。
結婚はできないと思いますね。
する気も無いしね。
将来の夢は職業じゃなくて良い話
自分の将来を考える時に、いつも神社の先生の言葉を思い出します。
何かの立場を目指すんやなくて、自分のやって来た事が自分の立場になるんやから、何かになりたいと思って考えてるんやったら順序が逆やと。
これは何と言うか、宮司さんの立場を見たら確かに行動が認められて、それが立場になっている訳です。
宮司さんは一応私の先生なので、取り敢えず無理の無い範囲で先生に従って、ずっと神事芸能の事をやって来ました。
高いお月謝を払って雅楽を習って、大学に入学して合計で数百万円支払って、爺さんの言い付けでローンは組むなって話だから、全部働きながらお給料から現金で支払って・・・
一文の特にもならないネ。
でも、今、卒論の関係で学者の先生とお話をする機会を頂いたり、雅楽会に入るかどうかというお話を頂いたり、本当だったんだなって、ようやく実感を持って思える様になりました。
ここまで来るのに六年掛かったけどね。
お神楽を復興するには更に長い年月が必要なのでしょう。
お金も必要なので、ここらで良い金儲けを考えておきたい物ですが、楽に稼げる方法はなかなか無いですね。