小獅子の尾

芸術大学の通信教育部に通う20代女子の雑記

【中国語】HSK4級、独学のみで受験します…!

HSKの過去問をやってみた所、合格点を超えていたため急遽5月の試験を受験する事になりました。

1ヶ月ほどHSKの勉強をしていたのですが、難しいので5月の試験は諦めていましたが…まさか合格点を超えていたとは…!
感無量です。

これまでの中国語の勉強方法について詳しく書くので興味のある方はどうぞ~


これまでの学習状況

中国語はかれこれ4年ほどでしょうか?勉強しているのですが、ほぼ全て独学で勉強しています。

以前にも記事にしましたが、最初は学習アプリから入って、その後NHKラジオ講座に切り替えて数年学習しました。

それ以外にも参考書を読む程度はやっていたのですが、主に利用したのはラジオ講座という感じですね。

毎日15分間のラジオ講座を二年ほど視聴していたため、劇的にリスニングが伸びました。

HSKでも、リスニング試験は特に勉強をしなくても8割前後点数を取れていたので、ラジオ講座には頭が上がりません…

試験勉強

HSKの受験を決めてからは、公認テキスト(Amazon.co.jp: Hsk 4級)を使って勉強しています。

一通りノートを取りながら勉強し、過去問をやって点数の悪い部分を復習する様な、普通の勉強方法ですが、それで十分間に合う感じですね。

ただ、公認テキストにはちょっとした難点があって、前半の章で解説が省略されている箇所があるのですが、後半の別の章で解説が入ったりするためややこしいです。

目次を見て学習するか、解らなくてもそのまま進める学習方法をお勧めします。

私の場合、参考書では覚えていない単語の書き取りと、文法をメインで学習しています。

リスニングについて

リスニングはラジオ講座を聞いていたので元々点数が良かったのですが、「聞こえた単語を選ぶと大抵正解する」という話を聞いていたので、その感じで回答しています。

リスニングの音声が再生される前に選択肢を見ておく事で、正解が知らない単語だったとしても消去法で正解する事ができます。

男女で答えを求められたりするので、男女の会話を大まかに把握してメモしても良いかもしれないです。

YouTube

参考書を読むのも良いですが、もっと気軽な教材は無いかと思い、最近はYouTubeも見るようになりました。
皿洗いでもしながら、時々ラジオ感覚で聞き流しています。

youtu.be

youtu.be

語学は難しい

独学で細々と続けていた中国語ですが、正直停滞している…と思っていたので、今回の過去問の結果は青天の霹靂でした。

メディアでは「三ヶ月で中検○級を取得!」「中学生が独学でスピーチコンテストに」など、目を引くコンテンツも多いですが、私は語学学習にはある程度の時間が必要だと思っています。

HSK4級は簡単だと言う人もいますが、きちんと勉強しなければ受からない試験だと思います。

元々はラジオのみの勉強で、尚且つ最近はやる気も無くしていたので、過去問の自己採点が合格圏内だった事実にテンションが爆上がりしています。

独学のみでも4級の合格点に達している事は大きな自信になりました。

このモチベーションを保って、試験まで頑張ります…!

【介護日記②】末期癌患者の最後・転移から看取りまでの日々【在宅看護】

治るはずだった祖母の癌ですが、抗癌剤の投与後に転移が見付かり、介護をする猶予もなく旅立ってしまいました。

進行の早い悪性リンパ腫だった事もあり、本人の希望と緩和ケアの観点から、転移が解ってからは点滴を抜く事で自然と亡くなる方へ導いて行く方針となり、退院後5日でこの世を去りました。

それから一ヶ月以上経ち、落ち着いて来たので在宅看護について記事を書こうと思います。

転移の発見から退院まで

転移が見付かった時点で治療は不可能となったため、すぐに緩和ケアに切り替わる事になりました。

歩けていた祖母が歩けなくなり、抗癌剤の副作用と思っていた味覚異常が治らないなど転移の予兆はあったのですが、年齢や副作用と思い込んでいたため発見が遅れてしまいました。

発見が早くても治療は出来ないのですが、予後は良好と聞いていたのに…と裏切られた気持ちです。

転移が見付かってから2日目で退院し、本人の希望通り最後は自宅で迎える事となりました。

祖母を乗せた車と同時にエアマットや痰の吸引機、酸素の吸引機などを運んで貰い、曾祖母が使っていた介護ベッドを利用しての介護が始まりました。
エアマットなどは病院を通じて介護用品の会社からリースしていた様です。

初日は疲れで話もできず、帰宅後2~3日目が一番元気そうで長話もでき、食事も多少は取れる状態でした。
その後は徐々に体力を失っていった為、早めに話をしておいて良かったと思います。

訪問看護

訪問看護は一日一回のペースでした。
看護師さんも忙しく、診察後は他の患者さんの家を回っているため緊急時だからと言って病院の様にすぐに来てくれる訳ではありません。

息を引き取った場合も、物理的に看護師さんがすぐに来れない事もあるので、ある程度の覚悟は必要だと感じました。
(ちなみに電話にはすぐに出て貰えるので医療の知識は必要ないと思います。)

緊急時、息が止まった時などは耳元で呼び掛けて体をゆするだけで最初は戻ってきてくれます。
意識が戻ったら心拍数や酸素濃度も確認します。

最後には緊急事態を繰り返すことになるため、段々と冷静に対応できるようになると思います。

痛みのケア

最後を迎えようとしている場合、薬を口から飲むのは難しいため座薬を渡されます。

私たちが受け取った痛み止めは、痛みを和らげる代わりに意識が遠退く(意識が遠退く事で痛みを和らげているのか…)物だったため、祖母を診察していた医師の間でも使用頻度については意見が別れていました。

やはり痛みで唸ると言うか、その様な強い痛みが出る事があるので、その時は座薬を使いましたが、親戚や友人の訪問時に意識を保てるよう、苦しみが比較的軽そうな場合はあまり量を使わない方針で過ごしました。

4日目以降はあまり唸る事もなく、痛みを伝える力が無いのか、痛みが軽減しているのか解らなかったですが、日中に「痛くないの?」と聞くと頷いていたため薬はあまり使用しませんでした。

手を握っていると会話が出来なくても変化が解りやすくて良かったです。

薬を使わない場合は痛みのある箇所を手で擦るのが良いと言われています。
祖母は退院時に自ら痛い部分(左後ろの首筋など意外な場所でした)を教えてくれたので助かりましたが、特に何も聞いていない場合は介護する側から事前に質問した方が良いだろうと思います。

食事と水

末期癌の場合、食事は殆ど取れないと思いますが嗅覚は最後まで残るそうです。
医師から食事を口に入れてあげるだけでも食べた感覚があると教わりました。

水よりも、とろみのあるゼリーや葛の様な物の方が誤飲を防げるらしく、祖母は嫌がっていましたが、水分補給にもとろみのある物(病院から貰いました)が使われます。
祖母の場合、食事はゼリーやうどんや蕎麦の汁などを口にしていました。
本人はビスケットやカステラを欲しがっていましたが…

体力が無くなるほど口呼吸になりますから、口が乾燥しやすくなります。
最後は本人が水を欲しがっても飲めない状況になりますが、食べ物と同じで口を濡らしてやると少しは渇きが収まる様です。

根気強く徐々に口元を濡らす事で水を欲しがる状態も落ち着いて来ると思います。
嘘か本当か解りませんが、点滴よりも口を濡らす方が渇きが収まるという話もあるので、感傷的にならず徐々に口に入れてやると本人も納得している様子でした。

脱水症状

最後を迎えるにあたって点滴を抜く場合、必ず脱水症状が現れます。

体内の温度を調節できなくなる様なので、本人の意思を尊重しつつ布団の枚数やエアコンの温度を調節しましょう。

冬場だったので、なるべく毛布を着せていたのですが、脱水症状がある場合の体感温度は健康な人の体感温度と異なる様なので良くなかったかな…と反省しています。

脱水症状が出始める頃には体力も落ちているので会話の回数も減り、本人の意思を尊重しづらくなっています。
体感温度の確認を取りづらいので、定期的に空気の入れ換えをするなどして様子を見るのが良さそうでした。

脱水が進むにつれ体温の調節が出来なくなり、微熱が出るようになります。
やがて尿の回数が減り、そのまま最後を迎える事になるため、体調の変化には注意しましょう。

痰の吸引

脱水症状に伴って、痰の吸引が必要になります。
放置すると痰で喉がふさがり息が止まる事もあるので、ゴロゴロしている段階で思い切って吸引した方が良いです。

吸引方法は脱水症状が出る前に看護師さんに教えて貰っておく方が良いと思います。
私たちが教わったのは鼻から管を入れて吸引する方法で、口から入れるよりも不快感が少ない様です。

やり方としては、鼻から管を通し、鼻の奥の壁に当たった所で手元の管を上に引き上げて管の先を下降させ、喉元まで持っていく方法です。

ただし、何度も吸引すると粘膜が傷付くため、口元まで痰が出ている時はスポンジを使うのですが、放置すると呼吸が弱くなるので判断が難しいです。

粘膜の荒れは、オリーブオイルを綿棒で付けてやるだけでも随分違うそうなので時々塗ってあげるのが良いと思います。

死の予兆

最後の時までの時間や、緊急時の対応を見誤らないよう、事前に死の前兆を調べて注意しながら過ごしました。
事前に調べた中で祖母に当てはまったのは、呼吸時に喘音がする、尿が無くなるなどの症状でした。

尿は脱水症状の一環で、水が無いため出なくなるという理論で、看護師さんからも聞いていました。
呼吸時の喘音は亡くなる三日ほど前から鳴り始め、数日で収まっていたため危機は乗り越えたのかと思っていましたが、そうでは無かった様です。

一般的に、亡くなる際は昏睡状態となり眠るばかりで意識が戻らないまま逝く…など聞きます。
祖母も眠る時間が増えましたが、最後の最後に目を開けて呼び掛けに頷いていたため油断したのが運の尽きで、その一時間後に亡くなってしまいました。

癌の症状についてもそうですが、世間一般で良く聞く話も100%では無いので信じるものでは無いですね…

意思の疎通ができると思って安心し、好物の黒糖の入った黒蜜を口に入れてやれなかったのを後悔しています。
本人が元気そうにしていても善は急いだ方が良いですね。

在宅看護にして良かったか

やはり病院で亡くなるより良かったのではないかと思います。
また、今はコロナで面会も出来ない状況で親戚が祖母に面会できたのも良かったと思います。

ただ、家族の負担は大きいです。
私たちは田舎で親戚も多いため交代で介助できましたが、核家族のような形だと難しいのでは…?とも思いました。

介助は夜もあるため、我が家の場合は実感として少なくとも3~4人は必要だったと思います。
仕事の都合もあるため、周囲の協力は不可欠です。

また、家で看取ると言えば聞こえは良いですが、医療の知識のない一般人が緊急時の対応をする訳ですから、もしも失敗したら…という不安もありました。

もちろん緊急時は看護師さんと電話でやり取りをするので、一人で何も解らないまま対応…という事はないですが、心理的な負担を軽減するためにも複数人で交代しながら情報を共有しつつ介護するのが理想的だなと思いました。

仕事との両立なども大きな課題になって来ますから、もう少し時間に余裕があれば癌患者の会などにも参加したかったです。

癌は症状も様々です。
祖母の場合は悪性リンパ腫という特殊な癌だったためか、老人の癌は進行が遅い、余命が解るなど、良く聞く話は全くあてになりませんでした。

祖母は特に容態の変化が激しく、それに翻弄される日々でしたが、本人の希望通り自宅で家族に囲まれて最後を迎える事ができて良かったと思います。

今後、誰かの役に立つかもしれないので体験を記事にして残したいと思います。

【古文書】崩し字の勉強法

最近仕事が落ち着いて来たので、某神社の古文書読解講座に通っています。

実は10代の頃から崩し字に興味があったのですが、結局都合が合わなかったりして勉強できず・・・
通信制大学を卒業式してようやく崩し字を学べる所までやって来れて感無量です。

人から聞いた勉強法や、私自身が試した方法を書いてみようと思います。


崩し字の学習歴と読解講座で思ったこと

長い間崩し字に興味があり、大学で崩し字読解の講義を発見した時は天にも昇る気持ちでしたが見本を見て自分で読解するシステムに不安を感じ、結局履修には至りませんでした。

初学者のほとんどは私と同じように、見本を参考に読むことに不安を感じるのではないかと思います。

古文書ごとに書き方の癖があったり、文字を繋げて書くことで見た目が変わったりしますからね・・・

それに、崩し字の崩し方には段階やパターンの違いがあって、崩し方の違いで全然違う見た目になっている事もあります。

特に良く使う文字ほど崩され、"候"なんかは句読点の"、"の様な形になる書かれる場合もあり、しかも他の崩し字と続けて書かれているので言われるまで解らないほどでした。

かな文字も異体字が沢山あり、昔と今で書き順が違う事もあるため、見本を片手に全ての文字を一つずつ探すのは非現実的な作業かなと思います。

教材を使った独習では、参考とする崩し字のパターンも限られますし、個人的には、初学者ほど対面の講座で学んだ方が効果が出る様に思いました。

ちなみに崩し字の読解講座は郷土資料館や神社、文化財関係の研究所などで開催される事が多いみたいです。

YouTubeにもいくつかビデオが転がっていますが、現段階ではチャンネル数が少なく、分野が限定されている印象です。

崩し字の独習方法

崩し字を読もうと決めてから、何度か図書館で崩し字の本も読みましたが、例が少ないため解ったような解らないような感じで、結局疑問が消えない感じでした。
書籍に関しては、もう少し予備知識のある方が対象な気がします。

もっと簡単な独習方法としては、崩し字読解講座で教えて貰った学習用アプリが一番手軽で効率的だと思います。

気軽にテストができたり、スマホでかな文字の一覧を出せたり・・・初学者にとっては心強い味方です。

この他に、細々と続けている書道の通信講座で学ぶ草書も意外と役に立っています。

書道で書き方を覚えて、崩し字講座でなぜそんな形に崩れるのかを学ぶという偶然の相乗効果が生まれて、双方に役立っている気がします。

書道は習わなくても、本屋さんにお手本が売っていたりするので、独習で書いてみるのも良いかも知れません。
崩し字を学ぶなら草書編ですかね。

すでに書いたYouTubeにも数は多くないものの崩し字講座のビデオが公開されていたりしますね。
私はあまり見ていないので感想は言えませんが・・・

そんな所で、勉強方法と言ってもアプリや書籍、書道、YouTubeなど、それほど多くは無いのですが、反復練習しながらボチボチ勉強しています。

崩し字はわりと基礎的な部分なので、徐々にマスターして行けたらと言う感じですね。

【アマゾンプライム】YouTube・アマプラで見れるお勧めの海外ドキュメンタリー



現実逃避で何となく見た「ハンティングISIS」に衝撃を受けて、暫く海外のドキュメンタリー作品を漁っていました。

色々観たので、面白いのをピックアップしてみようと思います。
アマゾンプライムで無料の番組が中心です。
画像リンクを貼ろうと思ったら出来なくなっていたので、画像はあったり無かったり・・・

ちなみにアマゾンプライムは月額500円で、しょっちゅう無料体験をやっているので、あまりお金は掛からないです。
でもアプリ取るのが面倒臭いです。

起業チャレンジ!覆面ビリオネア

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億万長者で起業家のグレン・スターンズが100ドルを元手に、縁も所縁もない土地で100万ドルの価値がある会社を作るドキュメンタリー。

車中泊にボランティアで無料の食事にありつくホームレス状態からの起業は痛快。

ただ、グレンは癌を患っているらしいので・・・途中で体調を崩しているのが見てられない感じはしました。
ヤバそうな生活をしてたのは最初だけだけど。

今はコロナなので解りませんが、ネットで見る限りでは人気店に成長しているらしい・・・

UFOと宇宙人:エリア51機密解除

youtu.be

エリア51っていうのは有名なアメリカのUFOスポットなのですが、UFO目撃情報と軍事施設の関連に迫るドキュメンタリー。

宇宙人が乗ってるUFOなんか普通に無いでしょと思ってましたが、こういうのは考えた事もなかったです。

ナショナルジオグラフィックなので大体面白いですが、黒人ファラオのやつとこれはある日突然お勧めに出てきて、見たら面白かったです。


ハンティングISIS

評価が良かったので、アメリカのプロパガンダを疑いながら見たドキュメンタリーでしたが、本当に戦場の映像を作品にしてしまうのかとハラハラしながら観た作品。

心理学をちょっと勉強した事があるので、退役軍人なのに戦場に戻ってしまう出演者たちの心理状態は解らんでもなく、しかし理想と現実の間で身動きが取れなくなっている彼らに危うさを感じたりしつつ。

番組が進むにつれて戦死者が出てしまったり、仲間の死を知って戦場に戻る人が出たり。
銃撃戦を間近に撮影しながら、戦争の終わりが見えず、精神的な面で日常生活に戻れなくなってしまった軍人の姿に、なにか底知れぬ物を感じます。

政治思想と言うより、退役軍人の問題を描いた作品なんだな・・・と思うと共に、戦時中の日本で上演されていた「ニュース映画」というのがこんな形で生き残っていたのかと目が覚めるような驚きもありました。

第一次世界対戦の頃には川上音次郎なんかが、実際に体験した戦争の悲惨さを演劇にして上演しましたが、現代版だとこんな映像になるのかと妙に納得した作品。
ドキュメンタリーなので、リアリティーがあります。
amzn.to

ラッカは静かに虐殺されている

「ハンティングISIS」に続いて、シリア関係の作品。
民間人による実在の報道団体「ラッカは静かに虐殺されている(Raqqa is Being Slaughtered Silently)」のメンバーを撮影したドキュメンタリー。

イスラム国に支配されたラッカの現状が一切報道されない現状に憤りを感じた民間人が団結し、ソーシャルメディアなどを使って現状を発信する事で世界の報道を変えて行くけれども、本人たちは窮地に陥ってしまうお話。

これは感動しましたね。
本人たちは何の経験もない民間人を名乗っていますが、普通なら精神的に持たないだろうと思います。

家族や友人を殺され、命を狙われても情報の発信を続け、客観性を失わない彼らに敬意を抱くと同時に、平和が訪れた際に平常心でいられるのかと少し不安になりました。

映像としては短時間ですが、当時YouTubeやニュースで放映されていた様なビデオのカットがモザイク無しで入っていたりして、事前情報為しに見たので衝撃でした。

一瞬写る程度ですが、ちょっと人によるかなと思いました。
ドキュメンタリーとしては凄く良かった。
amzn.to

ドラッグ・アディクションーヘロイン・ランドー

アメリカのドキュメンタリーは、なんでか知らないけど銃撃戦みたいな過激な映像を挟んでくる訳ですが、これも薬物を注射しているシーンが何度も出てきます。

血液とか注射が苦手なので、気持ち悪くなりながら、それでも全部観賞しました。
注射のシーン以外は良かった!

アメリカの薬物汚染は有名ですが、その背景や依存症患者の現状が、患者に寄り添うような視点から丁寧に描かれています。

医療費の高いアメリカで、痛み止め代わりに医薬品より安いドラッグを使う事で依存症になる人が居るとは思いもしなかったです。

依存症になる事で、薬を手に入れるために売春し、売春の記憶を無くすために薬を使う。
恐ろしい負のループが約束の様に女性たちの中で共有されている様に言葉を失います。

依存症患者が回復する様子に希望を感じるものの、なかなか凄い作品でした。
注射のシーンが恐いのでもう観ませんが、良い作品でした。
amzn.to

パラノーマル・ゴーストハント

霊感の無いメンバーがゴーストハントするドキュメンタリー。
アメリカやイギリスって心霊現象が起こりやすいゴーストハウスが商業として成立する事を知ってビックリ。

ゴーストハントは主に電子機器を使用して行われるのですが、怪奇現象の原因が解らないままだったり、クライアントが怖がっているのに「大丈夫です」で終わったりする所が妙にリアルです。

海外ではゴーストハンターが実在する職業らしく、クライアントからお金を貰うのではなく、ゴーストハウスの運営やドキュメンタリー作品への出演でお金を稼いでいるらしいです。
まさにゴーストハンター・グループのドキュメンタリー番組という感じ。

恐ろしい幽霊や派手な心霊現象は登場せず、エクソシズムや祈祷、お払いとはあまり関わりのない世界観に妙なリアリティーがあって面白かったです。

宗教から切り離された心霊世界という意味での「スピリチュアル」的な世界観や、テーブルターニングとかの降霊術・心霊研究の現代版の様な雰囲気があって面白かったです。
amzn.to

ルラ・リッチ

アメリカで有名なマルチ商法のドキュメンタリー。

聞いたことの無い会社だし、多分日本ではあまり知られてないと思うのですが、海の向こうではカルトに近い企業として社会問題になっているらしいです。

問題となっている従業員の扱いは、良くあるブラック企業のやりがい搾取といった感じ。
夢や理想を語って、タダ働きをさせるのは日本では割とあるかな・・・と思ったり、やっぱりおかいしんじゃないかと思ったり、微妙なラインを行き来する所が絶妙にリアルです。

あ、カルト宗教って宗教じゃ無くて企業だったらブラック企業になるんだ!という発見を実際の映像で見せてくれる作品。
従業員や創始者のインタビューがメインです。

むかし宗教家の知り合いが、カルトとマトモな宗教の違いは、神様を祀るか人を祀るかの違いやと言っていましたが、ルラ・リッチは創始者を異様なほど崇拝しているのと、インタビュー時の不自然さが印象的。

カルト的な手法が見え隠れしています。
明るくてポップな感じで、趣味じゃないけど可愛い商品もある。
素敵なようでいて、やっぱりそうじゃない裏側を知れる作品。
amzn.to

【介護日記①】理解されない祖母と私


介護の負担

子供の頃から、曾祖母を介護する母を見てきた。
介護は特に女性に重くのしかかる問題だと思う。
私は両親が離婚した関係で、長い間祖父母の家で生活してきた。

祖母を介抱して、ご飯を食べさせて、着替えをさせて・・・という事は無いけど、祖母の体調を把握するために、週に数回は必ず話をする時間を作って、体調の悪い時は頻度を増やす。

免許を返納した祖母のために買い物に行ったり、緊急時は救急車を呼んだり、調子の良い時は桜を見に行ったり、介護と言う程では無いけど、色々あるのだ。

二人暮らしだから、正直負担は大きい。
何かあったら全て私の責任になってしまう。
祖母が骨折した時には「お前が気付かないから」と何度言われた事か・・・

忙しい時でも体調が分かるよう、ヘルパーさんを頼みたいと別居の家族に相談した時は、何故か知らないけど上から目線で散々に怒鳴られた。

その程度の人達である。
私の重荷なんか、何も解ってないんだろうなと思って諦めている。

病状も伝わらない

祖母が癌になった可能性が高い。

ずっと喉が腫れておかしかったが検査されず、気道が圧迫されて、症状が悪化しても助けられない状態になってから、ようやく検査が行われて異常が見付かった。

日々悪化して行く祖母の喉の腫れと、それに伴って大きくなる喘息の様な音を聞いて、癌ではないだろうか、すぐに検査しないと手遅れになるのでは・・・と何度も疑っていたから、正直ショックは少なかった。

もうダメかも知れないと思う事が何度もあった。
就寝中に祖母が呼吸困難になり、救急車を呼んだときは本当に危なかった。

でも、その時の異変は、その場にいなかった人には案外伝わらないのだ。
多分、これが認知のバイアスなんだと思う。

大丈夫だろう、大したこと無いだろうという思い込みが人を錯覚させるのだ。

子育てよりも軽い人生の最後

「日本の男は、自分の母親なのになぜか血縁の無い妻に面倒を見させて、自分は面倒を見なくても良いと思っている非情な人が多い」という文章を読んだ事がある。

仕事を辞めてまで介護する母親を見ていて、ずっと感じていた違和感の正体に気付いた気がした。

そうだ、女性が介護をする事が多いけど、介護を受ける側は女性と親密な関係だったとは限らないのだ。

本人がどう思っているかは別の問題ではあるけれど、親が老いたり、病気になっても自分が男だったら仕事を優先して親は放置しても良い、みたいな価値観が、この世には少なからず存在するのだ。

しかし、大抵の場合、介護をする人は仕事を辞めざるを得なくなる。
フルタイムでは働けないし、パートでも突然の体調不良には対応できない。

介護は厳しい。

育児休暇は年単位で取れるけど、介護休暇は取れて数日。
わずかな見落としが命に関わる事もあるのに、介護は子育てよりも比重が軽い。

最後の日々を過ごすのに、何の保証も無いのが現実なのだ。

介護は理解されない

介護を経験した人達は声を揃えてそう語る。
実際、理解されないのだ。

僅かな見落としが人の命に関わる重責を、一体どれだけの人が認知しているのだろうか。
世の中の病気は自覚症状のある物だけではないのだ。

認知症の人達と話をすると、殆どの人が理解されない苦しさを語る。
私が会話をした人達の多くは、認知機能の衰えを自覚していて、自分自身でも恐怖を感じていた。

だけど、彼らの家族と話をすると、多くの人が「意識がハッキリしたまま認知症になるのは可哀想だけど、うちは完全にボケて自覚なんか無い」などと話していたりする。
これも「認知症だから解っている筈がない」という認知のバイアスなんだと思う。

結局、人は自分の経験でしか人を判断できないのだ。

介護という特殊な環境下では「話せばわかる」という常識は通用しない。
全員が経験することでは無いからだ。


職場でも介護は理解されなかったりする。
それでも思う。
肉親との最後すら尊重できない考えを持って、それでこの人は幸せなんだろうかと。

家族と最後の時を過ごした事があれば、そんな考えにはならないだろうにと・・・

【NHK語学講座】ラジオ講座を1年聞いたら中国語が上達した話

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忙しくて、暫くブログ放置してました・・・
すみません。
そして語学講座の話。

このブログでも一年くらい前に少し書いていたのですが、NHKのラジオを毎日、1年間聞き続けています。

最初にラジオ講座と出会った頃は中国語の超初級で内容が理解できず、すぐに諦めてしまったのですが・・・数年間独学してから聞くとビックリするほど解りやすいですね!
そんな私の中国語のお話。

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NHKラジオ講座を1年聞いた結果

気が向いた時にやる程度の独学だから歩みは遅いけど、もう何年も勉強してるんだからHSK受験でも考えようかしら・・・と思ったのが切っ掛けで、HSK公式サイトのレベルチェックを試してみました。
簡易テストみたいな感じですね。

すると・・・級が1つ上がっていたのです!

一年前のレベルチェックでは、3級にギリ合格する程度、4級は無理でした。
残念ながら当時の点数までは覚えていません。

しかし!今回は3級は9割正答、4級も7割正答で、1級丸々上がっています。
HSKは6割正答で合格

これは本当にビックリでした。
何故って、この一年本当に忙しくて勉強などしていなかったからです。

文法の本を半分やって放置する程度は勉強しましたが、ほぼラジオ講座だけで1級上がっています。
しかも、そのラジオ講座もながら作業で聞いていただけ。

みなさんお解りでしょうか、ラジオ講座の優秀さが・・・
そして私の飽きっぽさが・・・

特に文法の得点は高く、HSK4級程度ならラジオ講座を聞くだけでも充分勉強できています。
先日公式テキストを買ったので、このまま勉強して受験しようと思っています!

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ラジオ講座のメリット・デメリット

ラジオ講座はリスニング中心なので、リスニングが上がる事は想定していましたが、文法が伸びたのは予想外の喜びでした。

丸尾先生の解りやすく詳しい解説のお陰ですね。
これが本当に解りやすくて、細かなニュアンスの違いまで教えて貰えるので凄く良かったです。

でも、逆に言えば初学者の立場からすると解説が細やかすぎて覚えられないかもしれない、とも思います。
一度挫折してますから。笑

デメリットはボキャブラリーが伸びなかった事ですね。
勿論、ラジオ講座でもボキャブラリーは増えます。
増えますが、HSKのテストではボキャブラリーの少なさが確実に足を引っ張っていました。

単語学習は繰り返しが必要なので、スキットを繰り返して意味を解説するラジオ講座のプログラムでは学習が難しいと思います。
キクタンとか併用したら良いですね。

デメリットとしては他に漢字が覚えられないと言うのもありますが、アプリでラジオを聞くと小テストや声調を確かめる機能・声調君が付いてくるので、案外漢字は解ったりします。
テキストもありますしね。

それに日本人は漢字は元々書けますから、簡体字に慣れてしまえば見ただけで意味が解ります。
と言うか、知ってる単語だったりします。
なので、一度見たら覚えられる単語が殆どだと思いますよ。
日本人に生まれて、本当にヨカッタ!

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国語学習・謎の相乗効果

去年の今頃、春の兆しに浮き立ってい私は何を血迷ったのか習字を習い始めました。
某書道団体の通信講座なんですけどね。

理由は色々あったのですが、兎に角習い始めた訳です。
そして、かな文字とか崩し字を書いたりしている訳です。

すると、簡体字というのは草書の活字なので、簡体字と日本の漢字の繋がりが解るようになってきてですね、日本のかな文字(崩し字)を習っているのに中国語が解ってくるという不思議な体験をしています 笑

書は中国から来た物なので、漢詩なんかも良く書いたりすると思うのですが、私も上達したら漢詩とか漢文を書きたいなぁと思って妄想してます。

文化的な繋がりがあると言うのが中国語の強みで、普通の日本人は意識もしていない所に中国の文化が根付いていたりします。

例えば、中国語では「戴帽子」で「帽子を被る」ですが、能楽や神楽では冠を被る事を「冠を戴く」等と言ったりします。

えっ、もしかして漢語由来?みたいな、この辺は本当に文化の深みで、共通点があるのが面白くもあり、不思議でもある、そんなちょっと良く解らない所ですね。

何が言いたいかと言うと、習字を習うのは凄くお勧めという事です!

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【アレルギー性鼻炎のアナフィラキシー】気管支炎になりました

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アレルギー性鼻炎にもアナフィラキシーがある事をご存じでしょうか・・・

アレルゲンによってなる場合とならない場合があるらしいのですが、今回初めてアレルギー性鼻炎が原因の気管支炎になったので色々書いてみようかと思います。

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軽視されがちなアレルギー性鼻炎

食物アレルギーと違って「アレルギー性鼻炎は鼻が出るだけでしょ?」と軽視されがちな傾向がある気がします。

なんだろう、蕎麦アレルギーの人に蕎麦の調理させたりしないじゃないですか。
でも、アレルギー性鼻炎の人に長年放置していた場所の掃除を長時間させたり、倉庫や物置での長時間働かせたりするのは案外良くある事なのです。

この時、一番つらいのはアレルギーがあるから伝えているのに、掃除や仕事が嫌だから言い訳をしていると思われる事。
鼻炎と軽く言いますが、症状が酷いときは何日も収まらず発熱する事もありますから大変です。

が、鼻炎を経験したことの無い人にそれを伝えるのは至難の技・・・
結局やんわり断るものの断りきれず、症状が悪化するのも日常的です。
これまではそれで何とかやって来たんです。

が、今回はそうは行きませんでした。
そう、アナフィラキシーで気管支炎になってしまったのです・・・

発熱するし、喉はヒューヒューいうし、息苦しいし・・・コロナの疑いがある、という事で病院でもなかなか診て貰えず、待ってる間に肺炎起こして死ぬかと思いました、本当に。

そして気管支炎になって思った。
アレルギー反応が出る場所で長時間行う様な仕事は断ろうと・・・!
いやホント、金儲けの為に毎回気管支犠牲にしてたら命がいくらあっても足りない。

特に今回はコロナの影響もあってお医者さんも疲れきった顔してたし、アレルギーでコロナの検査までして貰ったのは申し訳なかったです・・・

そんな訳で、アレルギー性鼻炎だけど埃っぽい場所で仕事させられる方には「アナフィラキシーで気管支炎になる可能性がある」と言ってアレルゲンのある環境下での長時間の仕事は断る事をオススメします。

病気みたいな物なんだから、無理して働いたら悪化するぜよ。
そして「体調管理がなってない」とか言われるパターンですよ。
そんなこと言われる位なら、初めから断ってた方がマシです、ホントに・・・
気管支は大切です。

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鼻炎から来る気管支炎の症状

今回の私の気管支炎は、医師いわく気管支炎みたいな症状が出ています、というだけで、何が原因というのは詳しくわかっていません。

アレルギー反応がかなり強く出ていたのは事実で、どうも花粉症でもアレルゲンによってはアナフィラキシーで気管支炎を引き起こす場合があるらしく、私もアナフィラキシーの可能性はありますが、ウイルスを吸引した事による炎症の可能性もあるみたいです。

と言うか、普通はウイルスを吸い込んで炎症を起こすみたいです。
まぁ、何と言うか・・・詳しくは言いませんが、小動物が入り込んでいる様な倉庫での仕事だったので、ウイルスを吸い込んだ可能性も大です。

症状としては、元々はアレルギー性鼻炎なので鼻炎の症状ー鼻水ですね、がありました。
そして、鼻水に誘発されて咳が出る様になり、かなり激しく咳き込んだので、きっと今ごろ職場では新型コロナへの感染を疑われている事でしょう・・・

この辺りで寒気がして、微熱が出始めたので早退を申し出ました。
私服に着替えた際、腕全体に鳥肌が立っていて「おかしい」と思った事を鮮明に覚えています。

その後、アレルギーの薬で鼻水は収まった物の咳は止まらず、体温も平熱~微熱の間を行ったり来たりで安定しません。
横になって休むと喉からヒューヒューと喘息の様な音が聞こえる様になり、徐々に息苦しさが強くなり時々大きく息を吸い込まないとつらい状態になりました。

以前も自宅の小屋(農具置き場)の二階で探し物をしていた際に同じような事があり、その時もアレルギー症状➡️鳥肌➡️発熱(高熱)➡️激しい咳の症状があり、細菌に感染していた(抗生物質で収まったので詳しくは不明)事があります。

たかだかホコリ、と軽く思われがちで会社なんかでは対処して貰えない事が多いですが、思い返してみると人生で二回もホコリが原因で病気になっています・・・恐ろしい。

やはり日常的に人が入らない場所には(詳しくは言いませんが)小動物が入り込む物なので、特に私のようにアレルギーがあって気管支が弱い人間は、マスクをしていても厳しい様です・・・

ホコリっぽい場所で仕事をして、体調が悪くなった時は早めに病院に行くのが良さそうです。
なかなかヤバいです。

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最近の子は弱い?

年配の人から言われがちな言葉の一つに、「最近の子は弱い」と言うのがあります。

私は本当にこの言葉が嫌いで、特にアレルギーがある事を伝えたりするとすぐに「最近の子は・・・」と言われ、フザケンナーと思って無理して働きがちだったのですが。

気管支炎になって考えが変わった。
人生の先輩の意見より気管支が大切。

考えてみたら、病弱な人って昔も当然沢山いた筈だし、結核や何やで病気の人も沢山いた筈。
最近の子だから弱い訳じゃない。

そして、ハウスダストアレルギーに関しては、今は住環境の変化で昔では考えられないくらいダニが増殖していて、ダニが増えすぎている事がアレルギーになる人が増えてる原因ではないか(研究中)と考えられている様です。
やっぱり最近の子は弱いからちゃうやんと。

それに大切な事なので二回言いますが、人生の先輩の意見より気管支が大切です。

アレルギーって怖いなというのを身をもって体験しました。
元々重度のアレルギーで、微熱になったりは以前からあったのですが・・・気管支炎ですよ。
流石にこの私でも、金儲けの為に気管支犠牲になんかできないですよ。

でもね、こうも思った。
今回気管支炎になったから、次回から「アナフィラキシーで気管支炎になった事があるので」って言って時間の掛かる仕事は断れるなって。

アレルギーがあるので、というのは以前から伝えていたのですが、身体を犠牲にしてからでないと対応して貰えない日本社会の闇を感じた体験でした。

鼻炎と倉庫のホコリ舐めてた。
ところで、あのおっちゃんらコウモリの糞とか落ちてる所で仕事してて、なんで病気にならんのや。
免疫おかしいんとちゃうか・・・

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