小獅子の尾

芸術大学の通信教育部に通う20代女子の雑記

【アマゾンプライム】YouTube・アマプラで見れるお勧めの海外ドキュメンタリー



現実逃避で何となく見た「ハンティングISIS」に衝撃を受けて、暫く海外のドキュメンタリー作品を漁っていました。

色々観たので、面白いのをピックアップしてみようと思います。
アマゾンプライムで無料の番組が中心です。
画像リンクを貼ろうと思ったら出来なくなっていたので、画像はあったり無かったり・・・

ちなみにアマゾンプライムは月額500円で、しょっちゅう無料体験をやっているので、あまりお金は掛からないです。
でもアプリ取るのが面倒臭いです。

起業チャレンジ!覆面ビリオネア

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億万長者で起業家のグレン・スターンズが100ドルを元手に、縁も所縁もない土地で100万ドルの価値がある会社を作るドキュメンタリー。

車中泊にボランティアで無料の食事にありつくホームレス状態からの起業は痛快。

ただ、グレンは癌を患っているらしいので・・・途中で体調を崩しているのが見てられない感じはしました。
ヤバそうな生活をしてたのは最初だけだけど。

今はコロナなので解りませんが、ネットで見る限りでは人気店に成長しているらしい・・・

UFOと宇宙人:エリア51機密解除

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エリア51っていうのは有名なアメリカのUFOスポットなのですが、UFO目撃情報と軍事施設の関連に迫るドキュメンタリー。

宇宙人が乗ってるUFOなんか普通に無いでしょと思ってましたが、こういうのは考えた事もなかったです。

ナショナルジオグラフィックなので大体面白いですが、黒人ファラオのやつとこれはある日突然お勧めに出てきて、見たら面白かったです。


ハンティングISIS

評価が良かったので、アメリカのプロパガンダを疑いながら見たドキュメンタリーでしたが、本当に戦場の映像を作品にしてしまうのかとハラハラしながら観た作品。

心理学をちょっと勉強した事があるので、退役軍人なのに戦場に戻ってしまう出演者たちの心理状態は解らんでもなく、しかし理想と現実の間で身動きが取れなくなっている彼らに危うさを感じたりしつつ。

番組が進むにつれて戦死者が出てしまったり、仲間の死を知って戦場に戻る人が出たり。
銃撃戦を間近に撮影しながら、戦争の終わりが見えず、精神的な面で日常生活に戻れなくなってしまった軍人の姿に、なにか底知れぬ物を感じます。

政治思想と言うより、退役軍人の問題を描いた作品なんだな・・・と思うと共に、戦時中の日本で上演されていた「ニュース映画」というのがこんな形で生き残っていたのかと目が覚めるような驚きもありました。

第一次世界対戦の頃には川上音次郎なんかが、実際に体験した戦争の悲惨さを演劇にして上演しましたが、現代版だとこんな映像になるのかと妙に納得した作品。
ドキュメンタリーなので、リアリティーがあります。
amzn.to

ラッカは静かに虐殺されている

「ハンティングISIS」に続いて、シリア関係の作品。
民間人による実在の報道団体「ラッカは静かに虐殺されている(Raqqa is Being Slaughtered Silently)」のメンバーを撮影したドキュメンタリー。

イスラム国に支配されたラッカの現状が一切報道されない現状に憤りを感じた民間人が団結し、ソーシャルメディアなどを使って現状を発信する事で世界の報道を変えて行くけれども、本人たちは窮地に陥ってしまうお話。

これは感動しましたね。
本人たちは何の経験もない民間人を名乗っていますが、普通なら精神的に持たないだろうと思います。

家族や友人を殺され、命を狙われても情報の発信を続け、客観性を失わない彼らに敬意を抱くと同時に、平和が訪れた際に平常心でいられるのかと少し不安になりました。

映像としては短時間ですが、当時YouTubeやニュースで放映されていた様なビデオのカットがモザイク無しで入っていたりして、事前情報為しに見たので衝撃でした。

一瞬写る程度ですが、ちょっと人によるかなと思いました。
ドキュメンタリーとしては凄く良かった。
amzn.to

ドラッグ・アディクションーヘロイン・ランドー

アメリカのドキュメンタリーは、なんでか知らないけど銃撃戦みたいな過激な映像を挟んでくる訳ですが、これも薬物を注射しているシーンが何度も出てきます。

血液とか注射が苦手なので、気持ち悪くなりながら、それでも全部観賞しました。
注射のシーン以外は良かった!

アメリカの薬物汚染は有名ですが、その背景や依存症患者の現状が、患者に寄り添うような視点から丁寧に描かれています。

医療費の高いアメリカで、痛み止め代わりに医薬品より安いドラッグを使う事で依存症になる人が居るとは思いもしなかったです。

依存症になる事で、薬を手に入れるために売春し、売春の記憶を無くすために薬を使う。
恐ろしい負のループが約束の様に女性たちの中で共有されている様に言葉を失います。

依存症患者が回復する様子に希望を感じるものの、なかなか凄い作品でした。
注射のシーンが恐いのでもう観ませんが、良い作品でした。
amzn.to

パラノーマル・ゴーストハント

霊感の無いメンバーがゴーストハントするドキュメンタリー。
アメリカやイギリスって心霊現象が起こりやすいゴーストハウスが商業として成立する事を知ってビックリ。

ゴーストハントは主に電子機器を使用して行われるのですが、怪奇現象の原因が解らないままだったり、クライアントが怖がっているのに「大丈夫です」で終わったりする所が妙にリアルです。

海外ではゴーストハンターが実在する職業らしく、クライアントからお金を貰うのではなく、ゴーストハウスの運営やドキュメンタリー作品への出演でお金を稼いでいるらしいです。
まさにゴーストハンター・グループのドキュメンタリー番組という感じ。

恐ろしい幽霊や派手な心霊現象は登場せず、エクソシズムや祈祷、お払いとはあまり関わりのない世界観に妙なリアリティーがあって面白かったです。

宗教から切り離された心霊世界という意味での「スピリチュアル」的な世界観や、テーブルターニングとかの降霊術・心霊研究の現代版の様な雰囲気があって面白かったです。
amzn.to

ルラ・リッチ

アメリカで有名なマルチ商法のドキュメンタリー。

聞いたことの無い会社だし、多分日本ではあまり知られてないと思うのですが、海の向こうではカルトに近い企業として社会問題になっているらしいです。

問題となっている従業員の扱いは、良くあるブラック企業のやりがい搾取といった感じ。
夢や理想を語って、タダ働きをさせるのは日本では割とあるかな・・・と思ったり、やっぱりおかいしんじゃないかと思ったり、微妙なラインを行き来する所が絶妙にリアルです。

あ、カルト宗教って宗教じゃ無くて企業だったらブラック企業になるんだ!という発見を実際の映像で見せてくれる作品。
従業員や創始者のインタビューがメインです。

むかし宗教家の知り合いが、カルトとマトモな宗教の違いは、神様を祀るか人を祀るかの違いやと言っていましたが、ルラ・リッチは創始者を異様なほど崇拝しているのと、インタビュー時の不自然さが印象的。

カルト的な手法が見え隠れしています。
明るくてポップな感じで、趣味じゃないけど可愛い商品もある。
素敵なようでいて、やっぱりそうじゃない裏側を知れる作品。
amzn.to