小獅子の尾

芸術大学の通信教育部に通う20代女子の雑記

【20代・30代・退職後】社会人が通信制高校に入学する際の選び方

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私は通信制高校を卒業後、社会人経験を経て働きながら通信制大学に通っています。

社会人の勉強に凄く関心があるのですが、働きながら通信制高校への入学を検討される方も多いみたいです。

そんなわけで、通信制高校の選び方について記事を書こうかと思います。

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なぜ通信制高校を目指すのか?

まず始めに、なぜ高校に通いたいのかという所を入学前にハッキリさせた方が良いです。

学歴が欲しい、給与に関わる、資格習得に有利、学びたい気持ちが強いetc・・・
色々な理由があると思います。

恐らく、通信制大学通信制高校も働きながら通うという面で、大変な部分では共通しています。

通信制高校も様々ですから、事前に目的を明確にする事で、自分の方向性に合った高校を探す事が卒業への第一歩になると思います。

更に、仕事の面でどこまで融通が効くのかも事前に書き出して、高校のスケジュールと照らし合わせるのが良いでしょう。

土日が休みなのか、平日が休みなのかによって、スクーリングの日程も変わってきます。

高校によっては、夏期の連続スクーリング等々がある場合があるので、休日の確認は案外重要だと思います。

やはり、スクーリングで解らない部分を教えて貰う事になるので、個人的にはスクーリングに時間を使えるスケジュールが最適だと思います。


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通信制高校にも色々ある

高卒程度の学力を証明する試験として、高認試験という物もありますが、学歴にはなりません。
学歴が欲しい方の場合は、やはり通信制高校に入学するのがオススメです。

通信制高校には私立と公立があり、公立の場合は居住地の都道府県が運営している通信制高校に入学する事になる様です。

公立の方が学費は安いと思いますが、私立と公立をそれぞれ比較するのが良いでしょう。

通信制高校の学習をサポートするサポート校も存在しますが、働きながら通うには金銭的にも時間的にも難しいので、サポート校は候補から除外した方が良いと思います。

スクーリングが多い高校を選べば、サポート校のサポートが無くても高校の先生に質問する事ができるので大丈夫です。

休みが少ない、もしくは不定休だという方も、今はインターネットだけで卒業できる高校が出てきています。

インターネットのみで卒業できる高校の場合も、インターネット上で先生に質問する事ができるので安心してください。

選択肢は年々広まりつつあるので、色々な高校を検討して無理なく卒業できる高校を選ぶ事が第一歩になると思います。


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高認試験は就職や資格習得に有利

転職や資格習得の為に高卒資格を取りたい方は、通信制高校の他にも高認試験があります。

学歴としては認められないものの、高卒程度の学力を公的な資格として証明する事ができ、合格者は大学入学や資格習得でも高卒と同等の扱いになります。

求人等を見ていても多くの企業は高卒ではなく"高卒程度"となっていますが、この高卒"程度"の学力を証明する試験が高認試験という事になります。

ただし、就職に関しては採用担当者の考えによって色々な評価が変化します。
高認を努力家と判断するか、高卒じゃないと判断するかは残念ながら担当者に委ねられていると思って良いでしょう。

(通信制高校卒の私も、時々面接で通信制をディスられる事があります。
彼らは人物よりも学歴が全てだと思っているのでしょう・・・)

実際の高認試験は高校を卒業するより難しいと言われていますが、合格者も確実に出ている試験ではあります。

学ぶ意欲はあるものの、定期的にスクーリングに通う時間を確保できない方は、難易度は高いものの高認試験という選択肢もあるので、一度検討するのも良いでしょう。


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通信制大学の中卒者コース

次に、通信制大学が運営している、高卒資格の無い方が大学に入学する為のコースについて説明します。

この手のコースは、大抵三年以内に終了できるようになっているため、大学で勉強したいという強い意思がある方は、通信制高校に通うより短期間で大学入学資格を得る事ができます。

が、私立の通信制大学が設置しているコースなので、他大学を受験する際は高卒程度として認められない場合があります。

このため、希望する通信制大学がこのような基礎コースを運営している事が前提になっています。

働きながら通信制大学で四年以上学び続ける時点で、実はかなり難易度が高く、通信制大学の卒業率は3割を切っています。

それでも入学する意思のある方には良い仕組みだと思います・・・が、大学によっては費用面での負担も大きく、慎重に判断する必要があるでしょう。

基本的に、大学の入学資格には"高卒"という記載はありません。

学力さえ証明出来れば、基礎コースの無い大学に中卒で入学する事もできるので、大学に入学する意思がある方は、問い合わせてみるのが良いでしょう。


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学力に不安があっても大丈夫

社会人からいきなり通信制高校に入学する事で、学力に不安のある方も多いのでは無いかと思います。

が!私の経験上、基本的に私立の通信制高校では学力に関しては心配しなくても良いと思います。
公立は経験がないので解りません・・・

現役で入学する学生の中には、病弱で通学できない学生や不登校だった学生、不良の学生、名門大学を狙いたいから学校は短時間で終わらせたい学生・・・色々な人が居ます。

現役で入学してくる普通の学生が多いものの、人種のるつぼ的な要素は少なからずあるので、気にしなくて良いでしょう。

私は小学校にも行っていない不登校児でしたが、テキストとスクーリングで、数学以外は何とか理解できていました。

それでも不安のある方は、中学の学び直し的な参考書があるので、入学前に読むと良いでしょう。

それから、通信制高校はレポートが中心なので、レポートの書き方を一応勉強しておくと良いです!
レポートと言うと大層ですが、15歳でも書ける内容なので、物凄く心配する必要はありません。


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社会人が通信制高校を選ぶ際のポイント

まず、スクーリングの日程に無理のある高校は避けた方が良いでしょう。

通信制大学でも、通信制高校でも、働きながら学生生活を送るにあたって、最も面倒臭・・・辛い所は職場からの圧力です。
勉強?気楽な生活だな!という事ですね。

あと、昇進や業績の変化で仕事が忙しくなり、勉強時間を確保できない方も多いです。

休学にもお金が必要な場合が多く、学費や休学の制度も重要な確認事項の一つです。

例えば仕事が忙しくなって留年せざるを得ない時に、それでも維持できる学費なのか否か。

私は芸術系の通信制大学に通っていますが、学費の負担を理由に退学する生徒は実際に多いです。

例えば、今話題のN高は年間の学費が20万円前後と聞いています。
学費を理由に退学するのは非常に勿体無いです!
ぜひ、余裕のある高校を選んでください。

では!

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