通信制の高校でも、年に何回かは通学する必要があります。
面接授業の事をスクーリングと言うのですが、今回は通信制高校のスクーリングについての記事を書こうと思います。
管理人は通信制高校から就職(フリーター)後、お金を貯めて通信制大学に入学しています。
通信制高校のスクーリング
通信制高校のスクーリングは大学よりも頻繁にある傾向があります。
私が通っていた高校はサポート校だったので、通信制高校のスクーリングに加えて、週に数日サポート校に通う形で通学していました。
通信制高校でのスクーリングは科目が完全に決められていましたが、サポート校での授業はある程度選択する事ができました。
私が通っていた単位制の通信制高校の場合、履修する科目は学年毎にあらかじめ決められていました。
履修の手続き等は無く、学習する科目は学校があらかじめ自動的に決めている、という事です。
そして、サポート校には学校が定めている科目とは別に、単位にならない選択科目があり、学生は選択科目を自由に選択する事ができました。
外国語や音楽等の科目ですね。
私は先生に頼まれて、英語・ドイツ語・スペイン語を学ぶ、外国語の科目を履修していました。
それぞれに特色のある科目なので、通学の高校では体験できない経験だったのかな?と思います。
サポート校での授業の内容は、単位になる科目の場合、テキストを元に勉強して、授業の中でレポートを書くという物です。
私が通っていた高校では、レポートに書くべき内容が授業の中であらかじめ纏められていたので、レポートを書くのは凄く簡単でした。
通信制高校のレポートというのは大学と違って大抵は800文字程度の物で、典拠などを記載する必要も無いので、それほど難しい物ではありません。
※3月9日追記
大学のレポートの感覚で800文字と書きましたが、通信制高校のレポートは、専用のレポート用紙一枚程度だったと記憶しています。
400文字の可能性が高いです。
参考にされた方、本当にすみません!
授業を休んでも補習(補講?)がありますので、例えば不登校等で高校に進学する意思はある物の、通学に不安がある様な場合は通信制高校は最適なのかな、と思います。
通信制高校の単位
全てのレポートを提出した後、期末に試験を受けて合格すれば単位を取得する事ができます。
試験に落ちた場合も追試がある為、基本的には決められた事さえしていれば単位を取ることができます。
もしも単位を落とした場合は、来年度になってからその科目を再度履修する事になりますが、その科目を追加で履修するだけで、留年する必要はありません。
そもそも、通信制の大学・高校には"学年"という物が制度上は存在していない場合が多く、○○年度生という呼び方をします。
この辺りは少々特殊なのですが、例えば、一年度で履修すべき科目の単位を全て落としたとしても、学年という制度では無いため、留年という制度もありません。
落とした単位は卒業までに履修すれば良い、というだけなのです。
当然、単位を落とした事で卒業が遅れる場合はあります。
しかし、仮に一年間で全ての単位を落としたとしても、残りの二年で全ての学習を終わらせれば三年で卒業できる事になります。
これは通信制高校特有のメリットだと思います。
通信制高校では通学の高校よりも自由に時間を使えるため、時間の使い方によっては通学よりも有意義な高校生活を送る事もできると思います。
通信制高校の場合は、と通信制大学と比較すると卒業率も高めですので、進路の1つとして考えられても良いのでは無いでしょうか。