小獅子の尾

芸術大学の通信教育部に通う20代女子の雑記

【卒業論文・研究】図書館の選び方・使い方

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卒論のゼミが始まり、体調も実はあまり回復していませんが、地道に図書館に通っています。
色々な図書館を巡り、特徴が違うと思ったので、記事にしてみます。

正直、意図せず表記がバラバラになってしまっていますが、県立図書館=都道府県の図書館、市立図書館=市町村の図書館です。
お住まいの地域、もしくは研究したい地域の都道府県・市町村に合わせて考えてみて下さい~


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国会図書館

国立国会図書館は国が運営する図書館で、東京本館と関西分館(京都)にある図書館です。

関東・関西以外の地域に住んでいる方は来館が難しいですが、デジタルデータとして文献類をホームページから閲覧する事もでき、意外と便利です。

閲覧できない文献も、遠隔でコピーを依頼することができます。
お値段が少々高いですが・・・

国会図書館は目録や論文等、研究に役立つ資料が豊富で、絶版になった書籍も多く所蔵されています。

学会が発酵する雑誌なども所蔵されている為、特定の専門分野に特化した研究をする場合は、非常に便利な図書館だと思います。

カフェテリアもあって便利ですが、私物の持ち込みが制限されていたり、貸し出しが出来ない等、少々不便な所もあります。

が、蔵書数が比較にならないため、やはり便利な図書館のひとつです。


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県立図書館

県立図書館は、市立図書館・町立図書館よりも大きな図書館で、地域によってはカフェテリア等の飲食スペースのある所もあります。

見た目は市立図書館・町立図書館よりも大きな図書館、という感じですが、市立図書館・町立図書館よりも書庫が大きいらしく、専門的な書籍の多くは書庫に収蔵されています。

私は関西在住なので、関西の国会図書館を利用していますが、東京と違って最近できた施設なので、絶版になった書籍が収蔵されていない事があります。

そんな感じで、マイナーな書籍が読みたい場合は意外と県立図書館・府立図書館の方が品揃えが良い場合が多いです。

施設によっては、パソコンの貸し出し(館内のパソコンを使える)やデジタルデータの印刷等も利用できるので、図書館内でレポートや卒論を製作する事もできて凄く便利です。

地方史誌や古文書、戦争関連の文献等、地域に根差した情報が得られますし、遠方からも遠隔複写が可能です。
けっこう便利なので、是非使ってみて下さい。


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市立図書館

町立図書館・市立図書館は資料の数は少ない物の、近所の地元の図書館として一番使いやすい図書館のひとつです。

市町村によって異なりますが、県立図書館・府立図書館と連帯している場合もあり、県立図書館・府立図書館の書籍を予約(市立図書館で受け取り)、返却できたりします。

というか、私の居住する地域ではそうなっています。

管理が大変なのか、古文書等の文献はあまりありませんが、地方史誌等は当該地域の市立図書館・町立図書館が一番詳しいと思います。

地域によっては、自習スペースやパソコンの貸し出しを行っている事もあります。

建物自体も小さいですが、利用者も近隣地域の住人に限られて来ますから、比較的空いている事が多く、やはり近所にあるので利用しやすい図書館だと思います。


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個人的な感想

色々な図書館を巡ってみて、ただ"本を貸してくれる所"という図書館のイメージがかなり変わりました。

パソコンの貸し出し、デジタルデータの印刷、カフェテリア等の飲食スペース、市民講座(パソコン教室)etc・・・
サービスの充実度に驚きを隠せません。

特に、県立図書館には海外の少数民族が行っている宗教舞踊のビデオまでありました。

閲覧はもちろん無料で、ヘッドフォンとリモコンを渡される訳ですが・・・
閲覧用のテレビも多く、便利な図書館のイメージを遥かに超えてました。

正直、図書館を舐めてましたね・・・
VHS(ビデオ)資料も多く、なかなか貴重な映像が揃っています。
想像以上でした。

奈良県立図書情報館なんて、入り口がインスタレーション的な芸術っぽい感じになっていて、東大寺のビデオと共に読経が流れていました。

想像の遥か上を行く演出に開いた口が塞がりません。
さすが奈良・・・

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色々と便利だったので、卒論に取り組んでいる方、何かを個人的に研究している方は是非お住まいの地域の図書館を使ってみて下さい。

奈良の方は図書館の入り口で読経が聞こえるかもしれません。
では!



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