ここ数ヵ月、ずっと職業訓練に通っていました。
職業訓練では、確かにHTMLやCSS、画像加工の知識が得られましたが、訓練内で発生する差別発言、利害関係の絡む就職支援に、正直すごく疲れています。
障害者は全員同じ
訓練に通い始めた当初、ハローワークの手違いで本来受けられる筈のサポートが受けられず、訓練に行けば病院に行けなくなる状況でしたが、就労の為にはやむ無し・・・と通所を決めました。
この時に、全くサポートの無い状態では通所は困難だと判断し、多分人生で初めて軽度の障害(生まれつきの物)がある事を告白しました。
この時、担当者はサポートするとは言ってくれた物の、どのような障害があるのかについて私が話そうとすると、何故か話を遮られ、その後も話が出来ないまま訓練が進みました。
当人はサポートしているつもりなのかも知れませんが、同じ軽度の障害者と言っても、聴覚や視覚の障害、精神的な障害、内部障害と言うのか・・・内臓に関わるような障害等々、色々な障害があります。
状態を伝えようとしても無視される状況で受ける"サポート"がどの様な物だったのか、もはや言葉にして伝える気力も湧きません。
再度説明しようとした所、改めて差別的な対応が取られました。
日本では未だに、この様な障害に対する無知が横行しているのかと、悲しくなりました。
日本社会に対するちょっとした絶望です。
韓国よりも中国が凄い
さて、私は東アジアの伝統舞踊が好きです。
訓練内でも、東アジアの舞踊について言及する場面がありました。
そこで、韓国の伝統舞踊について話した時の事です。
例の担当者が、「なんで韓国なんですか？伝統と言えば中国のイメージが強いですし、中国の方が凄そうですけど」との発言。
私が韓国の伝統舞踊は歴史的に見ても、東アジアの中では非常に盛んで有名だ、という事を伝えても、「中国の方が・・・」と話を続けられました。
この時、私のクラスには在日韓国人の訓練生もおり、私だけでなく彼女も嫌な思いをしたのは明らかでした。
他にも訓練中に在日韓国人や被差別部落出身者に対する差別的な発言がありました。
ハローワークが提供する職業訓練で、資格を持って指導に当たっている職員が日常的にこの様な差別発言を繰り返している現状に、心底失望しました。
そして、在日韓国人の彼女が体調不良を理由に、早々に訓練を辞めて行った事に対しても納得の行かない気持ちで一杯です。
子供が熱を出しても放置して働くのが社会人の責任
職業訓練というのは、訓練後の就職率でハローワーク内での評価が決まるそうです。
私は訓練中にハローワークが失業保険認定時の不手際を認め、就労困難者として認められた訳ですが、就労困難者でも働かないといけない！働く義務がある！等々の圧力が凄かった。
就職支援に関しても、子供のいる女性は仕事を舐めている、子供が熱を出せば自由に帰れると思っている・・・等々、シングルマザーも参加する訓練では明らかに不適切な発言が飛び交っていました。
子供が熱を出していても、子供を放置して働き続けるのが日本人女性のあるべき姿なのでしょうか？
子供の養育と就職、双方向からプレッシャーを感じているであろうシングルマザーに向かってこの様な発言をする意味とは何なのか？
私は、この様な話が訓練生の"就職支援"になるとは到底思えませんでした。
そして、この様な訓練を提供するハローワークに関しても大いに問題があると思います。
これが国の提供する就職支援なのでしょうか？
甚だ疑問です。
私はもう疲れました。
ハローワークで手続きを済ませ、就労困難者として暫く休みたいと思っています。
