小獅子の尾

芸術大学の通信教育部に通う20代女子の雑記

【就活生・第二新卒】就職・転職の基本情報とリアルな現状まとめ

職業訓練が始まり、色々とパソコンや就職について学ぶ中で、初めて知った事も多かったので、就職・転職についての記事を書くことにしました。

参考になれば嬉しいです~

続編はこちらからどうぞ~
xiaoshizidewei.hatenablog.com


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雇用形態

日本の雇用形態は二種類に別けられています。
ひとつは無期雇用。
これは、正社員等、契約の期限が定められていない雇用形態です。

もうひとつは有期雇用。
契約社員、パート・アルバイト、派遣社員等、契約の期限が定められている雇用形態です。

日本の企業には解雇権が無いため、倒産など余程の事が無い限り、企業は従業員を解雇する事はできません。

しかし、実際には意図的な虐めや嫌がらせで従業員を退職させる事があります。

リストラ等々の事情もありますから、事実上、日本の企業は従業員を辞めさせている事になるので、却って面倒臭い制度になっている様です。


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ブランクについて

ブランクについては、退職後3ヶ月以内であれば問題視されない傾向がある様ですが、6ヶ月以上のブランクは不利になる場合があります。

特に、女性に関しては出産・育児の際のブランクは日本ではあまり問題視されない傾向があり、数年単位のブランク(5~7年程度)があっても、正規雇用で再就職できる方は多い様です。

これに対して、日本企業では出産・育児以外のブランクには厳しい面があり、学習の為、家族の介護の為等々・・・若者のブランクは特に風当たりが強い傾向にある様です。

が、ブランクのある若者が全員就職できない訳ではありません。

正規雇用での就職が難しい場合は、社員登用を前提とした非正規雇用を考える等、対策を取ってみるのも良いと思います。


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求人の時期

日本企業では、主に4月、10月、1月から新しい期が始まります。

企業の採用は、期に合わせて行われる事が多いため、必然的に求人の多い時期が限られてきます。

もちろん、期の途中で新しい人を採用する会社もありますが、一般的に求人の多いと考えられている時期は、この様な感じです。

4月ー1月半ば~3月中旬
10月ー8月お盆明け~9月中旬
1月ー11月初旬~12月初旬
(ただし、1月に限っては募集が4月に持ち越される事が多いので、求人数はあまり多くはない)

もっとも求人が多い時期は3月~4月の時期ですが、ボーナス後の8月~9月も求人の多い時期になっています。

この他の時期に求職活動をしていて上手く行かない場合は、派遣や職業訓練等で転職の時期を見合せるのも良いかも知れません。


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有効求人倍率と日本の採用状況

有効求人倍率とは、一人の求職者に対して何件の求人があるのか・・・つまり、実際の求人数と求職者数の割合を表す数値です。

解りやすく言うと、有効求人倍率が1の場合は、求職者一人に対して求人が一件。

有効求人倍率が0.5の場合は、求職者一人に対して求人が0.5件という事になります。

2019年現在は地域にもよりますが、有効求人倍率が1を上回っている状況で、求職者よりも求人数の方が多い・・・企業からすると人手不足の状態です。

しかし、ここで注意して欲しいのは、有効求人倍率が高い=就職しやすいという訳では無いという事です。

2019年現在の状況として、求人数は年々増えている物の採用率は年々低下しているという謎現象が起きています。


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有効求人倍率と採用率の乖離

採用率の低下に関しては、正直理由はひとつでは無いと思いますし、個人的には最も大きな原因は長引く不景気にあると思います。

厳密には現在の日本はデフレの好景気(お金の動きがある)状態らしいのですが、政治的な諸々の対策で表面上好景気が実現しているだけなので、結局は不景気と同じです。

企業の利益が下がれば、新人教育にかけるお金と時間が無くなります。

現状では、たとえ新卒であっても経験やスキルが無ければ採用を渋られる・・・という厳しい現実がある様です。

※只し、これは未だに旧時代的な構造を引き摺る保守的な大企業限定の話です。

スキルの無い人は、私の様に職業訓練に通うのも一つの方法です。

失業給付が受けられなくても職業訓練を受講しながらお金を受け取れる制度もある様です。
興味があればハローワークに問い合わせてみて下さい。


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雇用状況の変化

日本政府は年金の受給年齢の引き伸ばし等々、良くも悪くも色々な改革を行って来ました。

そんな中で、バブルの頃には定年退職を迎えていた筈の年配の労働者が増加しています。

定年どころか、百貨店(私の前職)では70代以上の高齢者がガンガン働いていました。
今はそんな時代です。

そして、求人に年齢制限をかける事が、例外を覗いて禁止される様になりました。

キャリア・コンサルタントによれば、特殊なスキルが必要ない仕事の働き手は、徐々に若者から高齢者に移っているそうです。

そして、若者には始めからスキルが求められています。

※しかし!正直高齢者に特殊なスキルの必要ない仕事が回っても、企業にお金があれば新人の教育くらいできると思うんだけど・・・というのは個人的な意見です。

就職・転職は難しいかも知れませんが、正味仕事を選ばなければいくらでも仕事はあります。
一応の現状として理解して貰えたら幸いです。

就職支援の内容をボチボチ纏めて行こうと思うので、良かったらまた見に来て下さい。
では!







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