小獅子の尾

芸術大学の通信教育部に通う20代女子の雑記

労働局にセクハラを相談した事で状況が変化しました

このブログでも何度か記事にしているセクハラの話題ですが、先月労働局に相談した事で状況が大きく変化しています。

私が勤めていたのは大手企業の子会社の支社の様な所(営業所)でした。

セクハラをしたのは直属の課長、営業所で一番偉い人で、初めから解っていましたが、セクハラの件は全て揉み消されていました。

今回労務局に相談した事で、状況を取り繕っての事ではなく、本当に本社は初めて状況を把握した様です。

これまで私は社内の相談窓口に複数回相談していたのですが、その話がどこで途切れていたのかを調査している様です。

今後の事については特に連絡がありません。
どうなるのかも解らない状況が半年間続いています。

セクハラの被害を受けるという事

これまでもセクハラを経験した事はありましたが、ここまであからさまな物は初めてで、退職を求められた時には怒りが収まりませんでした。

今も怒りが収まりません。
毎日の残業とセクハラの両面から追い詰められ、病気になって休職したのですが、無駄にした時間を返して欲しいという気持ちで一杯です。

セクハラの相談も何度もしましたが、社内の窓口では揉み消され、大手企業という事もあり、労働組合は逃げ腰で対応して貰えませんでした。

労災申請も考えましたが医者は「無理」の一点張りで、何故か申請することさえ出来ませんでした。

最後の最後、退職を求められた際にダメ元で労務局に相談したのですが、三度目の正直でしょうか、最後に対応して貰えて本当に良かったです。

今回の件で、日本社会での女性差別がこれ程酷い物なのかと身をもって実感しました。

パワハラ・セクハラについての相談窓口は無数にありますが、被害を訴えても誰も対応してくれないのです。

加害者になった方が楽に生きていけるじゃないかと何度も思いました。

セクハラをする様な中年と同程度の人間にはなりたくないですが・・・

搾取する事について

前回アップした日本の労働問題についての記事でも書きましたが、この件を境に日本の会社の体制と雇用に関する制度に大きな疑問を感じる様になりました。

これまで、日本は法治国家として、労働者の権利が一応は守られていると思っていました。

でも、今回のトラブルで日本は法治国家だけど、セクハラやパワハラの問題からは誰も守ってくれない事が良く解りました。

セクハラの瞬間の写真や録音など、どうすればそんなにタイミング良く入手できるのでしょうか?

法定の範囲内でも不規則な労働を長年強制された為に、心臓発作で過労死した方がいる事も、休職期間中に初めて知りました。

法が助けないのであれば、誰が労働者を助けるのでしょうか?

ついさっき、YouTubeでインドの児童売買に関するドキュメンタリーを見ました。
もちろん日本とは状況も違いますし、日本の子供達は売買される事はありません。
それでも、遠い世界の事だと思っていた児童売買を身近に感じました。

奴隷もパワハラ・セクハラも根底にある物は同じです。
自分達の利益の為に他者を利用し、虐げて搾取する事。

権力によって他人を追い込む事は容易です。
他人を利用してお金を稼ぐ事もできます。
なぜその様な安易な考えを持ってしまうのか、残念でなりません。

日本には奴隷はいません。
遠い昔に身分制も廃止され、全ての人は平等になりました。

現在の日本でなぜこの様な問題が起きるのか、この矛盾は解決できない物なのか・・・大変疑問に感じています。


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