小獅子の尾

芸術大学の通信教育部に通う20代女子の雑記

【伝統文化】着物の髪型と化粧ー日本髪と白塗りメイク

こんにちは。
現在農業のお手伝いをしている通信制大学生です。

以前、このブログで京都のレンタル着物店、夢館さんを紹介させて頂きました。

その後、以外と着物の髪型や化粧に興味のある方が多い事が判明したので、今日は伝統文化の視点から見た着物の髪型と化粧について書いていこうと思います。

レンタル着物に興味のある方はこちらへどうぞ。
xiaoshizidewei.hatenablog.com


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日本髪


着物の伝統的な髪型には色々な物がありますが、やはり江戸時代頃の日本髪が一番馴染みのある髪型だと思います。
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本来の日本髪はこの様に、髪結いさんの所で結って貰う髪型で、自分で結う事はできません。

頑張れば出来るのかも知れませんが、相当難しいと思います。

江戸時代頃までの日本では定額制の髪結い屋さんがあり、今よりも気軽にお店に訪れていた様です。

男性のちょん髷も自宅でセットするのは難しそうですもんね・・・

日本髪は伝統的な髪型!というイメージですが、実は着物の着付けと同様に時代毎に少しずつ髪型が変化していて、前髪の量などが時代によって違うそうです。


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明治時代以降の髪型と新日本髪

明治時代以降、西洋文化流入と共に日本人の生活習慣や髪型にも西洋化の波が押し寄せました。

時代と共に、日本髪を結う事が難しくなり、日本髪に代わる髪型が多数考案されています。

有名なのは"夜会巻き"です。
まとめ髪として今も人気がありますし、時おり見掛ける髪型ですね。
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この様な、洋髪に近い髪型(日本髪よりの洋髪?)の他にも、新日本髪と呼ばれる自宅で結える日本髪も考案されています。
新日本髪は七五三等の行事の際に、今も結われている髪型です。
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新日本髪にはこの他にも様々なアレンジがあります。

また、着物に合わせる為に考案された日本風の髪型も沢山考案されていますから、興味のある方は色々と検索してみて下さい!


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白塗りメイク

伝統的な化粧と言うと、やはり舞妓さんや芸妓さん、歌舞伎や舞踊等、白塗りの舞台メイクが真っ先に思い浮かぶと思います。

この様なお化粧です。
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書籍やテレビ等で見慣れた化粧ですし、この様な舞台メイクは、伝統的な化粧として長年継承されて来た様な印象があります。

しかし、実は着付けや髪型と同様に年代によって白塗りメイクにも流行り・廃りがあり、少しずつメイクの傾向も変化しています。

現代では舞妓さんのトレードマークになっている目元の朱色は、戦前までは頬紅よりも薄い色で化粧していたそうです。

目元に朱を差す化粧方法は、平安時代頃からある物で『傀儡子記』には傀儡女の化粧して、泣いた様に見せるため目元を赤くしている事が記されています。

平安時代以前から赤土化粧と言って、魔除けの為に赤土を皮膚に塗って模様を付ける習慣はあった様ですが、目のきわギリギリに色を入れる様になったのは傀儡や遊女さんが初めでは無いかな?と私は思います。

ちなみに、今回は購入出来なかったのですが、昔の舞妓はんのお化粧や着物については『京舞妓十二月』という本で写真を見る事ができるそうです。

少々お値段が張るようなので、興味があれば大きな図書館等に行くと閲覧できると思います。
では!




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