小獅子の尾

芸術大学の通信教育部に通う20代女子の雑記

通信制高校の学費とサポート校のメリット

私は不登校から通信制高校を卒業したのですが、通信制高校の学費について記事を書こうと思います。

通信制高校の学費

まず始めに、通信制高校と呼ばれる学校には、通信制高校単体で運営している所と、サポート校と連携している所があります。

学生本人の認識としては殆ど同じ様な物ですが、サポート校と連帯している高校を選ぶ場合、卒業率が上がる代わりに学費が高額になる事に注意する必要があります。

サポート校とはその名の通り、通信制高校と連携して高校の勉強をサポートする為の学校です。

サポート校と連携している高校の場合、本部となる通信制高校のスクーリング(面接授業)は少なく、代わりにサポート校のスクーリングに参加する形になっている学校が多いです。

サポート校に通学する場合は、通信制高校とサポート校の二つの学校に同時に在籍する事になりますので、学費が二重に発生します。

これが通信制高校の学費が高額になる原因の一つです。
大体年間で100万円前後でしょうか・・・

これに対して、サポート校と連携していない通信制高校の場合、年間の学費は30万円前後になる事が多い様です。

高校の学費の相場が解らないのですが、恐らくかなり安いのでは無いかと思います。

サポート校のメリット

学費の面ではデメリットが多い様に見えるサポート校ですが、実際はメリットも多いです。

例えば、親の都合で引っ越しが多い場合、全国にあるサポート校を利用する事で転校せずに高校を卒業する事ができます。

これはサポート校ならではのメリットだと思います。

更に、学習や登校に不安がある場合もサポート校をお勧めします。

なぜかと言うと、サポート校はテストや追試を落としても課題の様な物を提出すれば単位が取れる等の制度がある場合が多く、卒業率が高いからです。

サポート校と連携していない通信制高校の場合、ここまでのサポートを受ける事はできません。

サポート校は学生優位です。
だからこそ、同窓会では卒業後、社会に出てから学校の特異性に気付いたという声も聞きます。

これは私自身も感じたデメリットの一つですが、事前に理解していれば回避できる問題だと思います。

通信制高校、サポート校の双方に良い点と悪い点があります。
学校を選ばれる場合は、候補になる高校のパンフレットを取り寄せ、なるべく見学に行くのが一番良い方法では無いかと思います。

学校によって学習内容や校風は違いますし、学生の雰囲気も違います。
同じサポート校であっても、地域によって校風が違っている場合もあります。

通信制高校には入試がなく、辞退する事もできますので、入学を希望される方は早めに見学して書類を提出する事をお勧めします。

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