資格取得を考える
以前から学芸員資格取得を考えていたのですが、最近、将来働きたい研究所的な所のサイトに司書資格必須の求人が出ていた事から、司書資格の取得も考え始めました。
司書は学芸員を取ってから再度大学に入学して・・・と思っていましたが、近所の図書館に某大学の司書講習のチラシがあり、3ヶ月で司書資格が取れる講座がある事に気が付きました。
ここの図書館は卒業研究でも大変お世話になり、某芸大の公開講座のチラシを見つけた場所でもあるので、本当に図書館様さまです。
図書館のチラシ置き場はなかなか有意義なので、今後も注視して行きたいところ。
そんな感じで学芸員と司書について色々と調べてみたので、フワッとした内容ですが纏めてみようかと思います。
私の言うことは鵜呑みにせず、興味のある方はぜひご自身で調べてみて下さいまし。
学芸員と司書
学芸員資格は、主に博物館の展示を行うための資格ですが、実は文化財関係の研究所や古美術の修復、発掘(地域がら私の地元では古墳の発掘の仕事が非常に多い・・・)等の仕事でも必要になってくる資格です。
私は学芸員と司書は全く異なる資格で、働く場所も全然違うと思っていましたが、以前から働きたいと思っていた某研究所というか、文化財の管理を行っている団体で司書資格必須の求人が出ており、研究所や博物館等の施設でも大量の本を管理する関係で司書資格が必要になる場合があるんだ・・・!という事実に気付き、司書資格に関する考え方がちょっと変わりました。
図書館だけじゃないのね、と。
博物館や研究所で働ける、というのも魅力的ですが、司書資格があれば学校でも働けます。
もちろん倍率の問題はありますが、資格がなければ応募もできない訳ですから、状況は全然違います。
学校で働ける様な国家資格がある、というのは、今後の例えば介護だとか、そういう女性のライフスタイルの難しい局面を考えると、精神的な助けになるかな、というのもあって、司書資格も取得しようと思い始めたのでした。
学芸員資格
学芸員資格については、通信制大学に入学して取得しようと考えています。
が、通信制大学の学芸員コースは大学によって本当にバラバラで、特に学費の差が物凄いです。
私は関西在住なので関西の大学しか調べていませんが、京都芸術大学(市立じゃない方)が46万480円、佛教大学が26万2千円、そして大阪芸術大学が11万2千円・・・
※一応調べましたが、スクーリング費用など深くは調べていません。金額は目安程度に考えて下さい。
相場は無いのか!とツッコミたくなる価格設定です。
特に、京都芸術大学(市立じゃない方)と大阪芸術大学を比較すると、4倍以上値段が違います。
ぼったくりじゃないかと思わん事も無い。
しかし、学芸員コースと言うのは学費だけでは比較できなくてですね、終業年限も大切です。
例えば、佛教大学では春入学の場合二年間在籍しなければ学芸員資格を取れません(秋入学の場合は一年で取得可能)。
そうすると、佛教大の学費は京都芸術大学(市立じゃない方)の半額程度ですが、二年在学する事で学費が二倍になりますので、学費の負担はそれほど変わらない事になります。
内容が人文・歴史系か芸術系かで異なる程度の違いになりますね。
しかし、ここで出てくる大阪芸大。
大阪芸大は何故か一年で資格取得が可能で学費も10万程度という謎のお手頃設定。
良く解らないのですが、本当に大学によって全然違う事になっているので資格コースは各自で良く調べた方が良さそうです。
司書資格
司書資格については、学芸員と違って取得方法にバリエーションがある様です。
普通に大学で取得する方法の他に、司書講習を受けたり・・・まぁ、二種類だけですが学芸員と比較すると講習がある分選択肢が少し増えます。
学芸員と違って、大学通信教育で学ぶ際も半年程度で修了できるコースを開設している大学もある様で、どうも学芸員より資格を取得しやすい環境が整っています。
司書講習の場合、3ヶ月程度で修了するみたいです。
司書講習は短期間ですから、当然詰め込み教育状態になるのですが、オンライン講義などで働きながら学習できる環境を整えている大学も多く、社会人でも短期間で集中して資格を取ることが可能です。
学費は大学通信教育も講習も概ね10万円前後で、大学による差はそこまで無いように感じます。
司書と言うのは年単位で勉強して取る資格だと思っていたのでビックリ。
また、司書補の資格もあり、こちらは高卒の方でも取得可能です。
司書資格の取得には短大以上の学歴が必要ですが、高卒でも条件によっては司書補から司書資格を取得する事もできる様です。
制度改善ですねぇ。
興味のある方はぜひ調べてみて下さい!