こんにちは。
現在農業のお手伝いをしている通信制大学生です。
今日は私が通信制大学に入学する迄に感じていた迷いや不安と、入学を決断した理由について書いて行こうと思います。
志望動機と不安
今から四年前、平成27年の四月に私は今の大学に入学しました。
当時は百貨店に入社してから一年前後、巫女を退職してから二年程度でしょうか。
二十四歳で働きながら通信制大学に通うことを決意しました。
元々私は小・中学校は不登校、高校も通信制で大学の勉強について行けるのかとても不安でしたし、フルタイムで働きながら大学に通うことに対しても大きな不安を感じていました。
学費に対する不安も大きかったです。
百貨店に入店後、半年間は大学の公開講座に通いながらレポートを執筆して働きながらレポートを執筆する事に体を慣れさせながら、退学するかも知れないという気持ちで入学願書を書きました。
お金を無駄にする事と、仕事と大学生活が共倒れになる事が一番恐かったですが、それよりも学びたい気持ちがありました。
伝統舞踊を学び、研究したいという気持ちは今も変わらず持ち続けています。
大学入学後の変化
入学前は日本の伝統舞踊に関する日本語の書籍を読むだけでしたが、今は日本語と中国語で東アジア全体の伝統舞踊に関する書籍を読む様になりました。
それぞれの文化と舞踊の関係性、各国の舞踊史等を読みながら、日々舞踊への理解を深めています。
また、東アジア全体の舞踊を学んだ事で、海外の舞踊を観劇する様になりました。
大学に入学するまでと比べて、確実に自分の視野が広がっている事を感じています。
入学して良かった事もありますが、当然入学して悪かった事もあります。
大学内部の金銭的な問題や大学内部での通信教育部の扱い、教員や事務員が臨時職的な立場にある為に起こる様々な問題等々、トラブルもありました。
通信教育部の運営は通学部と比較してずさんな部分が多く、トラブルが頻出しているのですが、得た物も大きかった事は事実です。
迷いの正体はリスクへの不安
思い返して見ると、大学入学に際して私が感じていた不安や迷いは、すべてリスクへの不安だったのでは無いかと思います。
金銭的に困窮するリスク、退学するリスク、仕事と大学生活が共倒れになるリスクetc...
誰でも生活の安定を求めていますし、わざわざ不安定でリスキーな環境に身を置きたいと思う人は居ません。
きっと、何かに挑戦しようとする時は、誰もが私と同じように不安を感じるのだと思います。
不必要にリスキーな道を選ぶのは得策ではありませんが、永遠に現状を維持できる訳でもありません。
なにかを決断する事はとても難しい事だと思います。
そして、現に私も他の通信制大学生と同じように仕事を退職する道を選ばざるを得なくなりました。
決断する事
何かを決断するという事は、今後得られるかも知れない物と、今後失うかもしれない物を天秤にかける作業に似ていると思います。
何かを失ってでも後悔しない事を事前に宣言するのは難しい事です。
大学入学を決意した時、ある意味で私は破綻を想定していました。
四年での卒業率は10%以下、多くの学生は退職を余儀なくされる・・・
通信制大学の現実は理想とはかけ離れた物でしたが、大学で体系的・専門的な形で舞踊を学ぶ事に大きな魅力を感じました。
色々な事がありましたが、元々全てを捨て去る覚悟で入学していましたから、後悔はありませんでした。
他大学へ編入する事は考えましたが・・・
迷っている人へのアドバイス
もし私が今なにかに迷っている人に対してアドバイスするなら、最悪の事態を想定して、徹底的に迷ってくださいという事です。
人生何があるか解りません。
何があるか解らないからこそ、決断には迷いが付き物です。
自ら想定した最悪の事態とメリットを、心の中の天秤にかけて下さい。
そして、自分は何がしたいのか、何を得たいのかを徹底して追求して下さい。
本当に自分の理想の為に役立つ事なのか、冷静な視点から判断して下さい。
迷えば迷うほど、後悔する確率は下がると思います。
徹底的に石橋を叩いて下さい。
やがて自ずから答えが出てくる物だと思います。
現在の迷いと決断
先程も書きましたが、私は去年の年末頃から仕事を退職せざるを得ない状況となり、現在は失業保険を受給している身分です。
これまで、大学入学した頃の迷いと決断について書いてきましたが、実は現在の私は将来について決断しなければならない状況にあります。
この記事を書きながら当時の事を思い返して、自分でも色々と考えさせられました。
あの時、なぜこんな大きな決断ができたのか、今はなぜ色々な道の中から一つを選び出せないのか。
人生の中で、日々の状況は一刻一刻と変化する物だと思います。
日々変わる状況の中で、未来を予測して何かを決断するのは本当に難しい事です。
すべての物事にリスクがあり、リスクのある選択肢の中から自分の歩む道を選ぶ作業には勇気と自信が必要です。
世の中には絶対的な安定も無ければ、絶対的な不安定もありません。
自分が何をすべきなのか、改めて考えて行ければと思っています。
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